Stargazers
Elemental Mind


「ワームに立ち向かうならば、己のワームを直視しなければならない」
 
■賢王クライタルの弟子
■ガイアの伝道師
■哲学者にして探索者
■智慧の護り手
 
起源
 昔、賢王クライタルが領民の諍いに裁きを下していたときのことである。王は一人の醜い老婆が玉座の間を出て行こうとするのに気付いた。王は老婆を呼びとめたが、老婆はそれを無視して出て行ってしまった。好奇心と、若干の怒りもあって、王は玉座から立ち上がり、老婆の後を追った。しかし、先ほどまで老婆がいたと思った場所に行ってみると、そこに老婆の姿はなく、ただ埃っぽい道に老婆の髪の毛が落ちているだけだった。
 王は老婆が何者なのか、ますます興味を引かれた。ローブと杖を持ってこさせ、王は彼女を追いかけた。ところが、どんなに早く歩いても、老婆との距離は縮まらなかった。クライタルがどんなに走っても、老婆の姿は常に地平線の上にあった。日が沈み、月が昇った。クライタルは疲れ切って挫折し、老婆に追いつける足の速さを月に願った。
 王の体は水のように変化して、狼の姿になった。クライタルは自分の目も、他の感覚も、ほとんど信じられなかった。今や彼はかすかなそよ風の音を聞くことができた。遠く離れた花や樹液の匂いを嗅ぐことができた。新しい世界が、彼の前に開けていた。
「世界がこれほど素晴らしいとは!」クライタルは思った。「今まで私は何を見ていたのだろう?」
 王は四本足で走り出した。今度は、老婆も王を置き去りにはできなかった。近づく王の姿を見て、老婆は微笑んだ。クライタルは困惑した。夜に狼に襲いかかられて、怖がらないとはどういう人間だろう?
「ごきげんよう、私の甥っ子」老婆は言った。
「甥? 何を言っているんだ? こんなに速く走れる叔母を持った覚えはないぞ」
「お前の叔母は私なのだよ。なぜなら、私はお前の母ガイアの姉なのだから」
「ガイア? あなたは間違っている。私の母は王の娘ジャティジャラだ」
「ジャティジャラはお前の今生の姿の母親に過ぎない。お前はこれまで、そうした母親に幾度も育てられてきた。しかし、お前の真の母はガイアなのだよ」
 クライタルは不意に、年老い、人生を無駄に浪費したような徒労感に襲われた。
「あなたの言うことが正しいのかもしれない。だとすると、私はこれまで何度転生したのだ? 何のために?」
「幻想に打ち勝ち、ガイアの真の姿を知るためさ。お前がそれに気付き、その智慧を無知な者たちに教えられるように、私はお前を変身種族として転生させた。お前は目に見えるものだけが世界ではないことを知り、未知の驚異があることを知ったのだ」
 彼女の姿は消え去り、クライタルはすぐ近くで狼たちが咆哮するのを聞いた。そこは森の奥深くであり、宮殿は遥か背後だった。彼はローブと杖を落とし、人間の姿を捨てて、兄弟たちの仲間に加わるために、木々の間を四本足で走って行った。
 
 後に彼は、感性豊かな者たちに自分の得た悟りを教えた。ルナの姪や甥であるガルーの中でも、彼の言葉を聞き、クライタルの智慧を受け継いだ数少ない者たちが、スターゲイザーになったのである。
 
解説
 クライタル・スターキャッチャーは、調和のヴィジョン、智慧ある言葉、そして数多くの疑問への答えを携えて現れました。
 インペルギウムの時代に、彼(伝説によっては彼女)は絶望に陥りました。誇り高いガルーたちはワームの鉤爪に囚われ、ただ憎悪に支配されて殺し合っていたのです。クライタルは、己の中に智慧の星が輝いているのを見出しました。彼の話に耳を傾けた僅かな者たちは、クライタルの路、即ち心のバランスへの路を選び、スターゲイザーズと呼ばれるようになりました。彼らは孤独を好みますが、自分たちの目的を忘れることなく、ガイアへの忠誠を誓い、真理に耳を貸す者がいないことを承知していながら、世界をあてもなくさまよっているのです。
 
 スターゲイザーズは哲学者であり、謎の探索者にして解明者です。トーテムであるキメラは「多相の貴婦人」そして「曇る鏡」と呼ばれます。己の怒りと内なる獣を御することにかけては、スターゲイザーズほど優れた者はいません。 復讐心や伝統、物質への拘りのような煩悩を捨て去ることによって、スターゲイザーズは他のガルーにはない平穏な心境に到達しました。涅槃において、彼らは世界と一つになるのです。皮肉なことに、悟りを得たことによって、彼らは元々のガルーの路から遠ざかってしまいました。部族はひどく小さく、その数は合わせて僅か500人弱。そしてその多くが、他の部族からの転向者です。より高い境地に到達したのと引き換えに、スターゲイザーズは他のガルーとの絆を失いました。群れを捨てることによって、彼らは内なる狼をも捨ててしまったのです。
 
 しかし、スターゲイザーズは調和と認識の面において多くの新しい路を開きました。彼らのギフトは、逆境に肉体と精神を調和させます。その武術カイリンドーは、五つの形態と怒りを巧みに操り、優美にして効果的な戦闘を可能にします。スターゲイザーズは理性と獣性、平和の希求と戦争の必要性のバランスについて、深く思いを巡らせます。文明化の罠を敬遠する彼らは、都市の申し子であるグラス・ウォーカーズとボーン・ノウワーズを、肉体の奴隷として嫌っています。しかしスターゲイザーズは、自らの理想を体現することによって、他のガルーたちの上に非常に大きな影響を与えました。チルドレン・オブ・ガイアが外へと向かう積極的な行動主義によって達成したものを、スターゲイザーズは内省によって成し遂げたのです。
 
 内なる調和への指向は、スターゲイザーズの戦闘能力を弱めたわけではありません。彼らは平和主義の空想家ではなく、理想主義の探求者です。その必要があるならば、スターゲイザーズは勇敢に、そして巧みに戦います。とはいえスターゲイザーズは、ゲット・オブ・フェンリスがそうであるように、戦争それ自体のために戦争を求めることはありません。ただ、それを現実の一側面として受け入れるのです。もし敵に救いの余地があるなら、スターゲイザーズは致命傷を与えることなく敵を服従させようとするでしょう。しかし、ワームの手先などの邪悪な敵に対しては容赦することなく、ガイアの上から穢れを拭い去ろうとします。
 
 スターゲイザーズは単独で行動する傾向があり、智慧を分け与えるために群れに加わったとしても、自分の仕事が終わった後は群れを去ります。群れの仲間は耳を貸さないかもしれませんが、多くのスターゲイザーは、自分の内に目を向け、そこにある深い真理と、素晴らしいガイアの輝きを探すようにとしきりに促すことでしょう。
 
歴史
 スターゲイザーズは、インペルギウムの時代に他の部族から分離してできた部族です。そのメンバーは皆、インペルギウムをガルーの零落に繋がる所業だと考えていて、それが正しかったことは証明されました。スターゲイザーズの手助けを得て、チルドレン・オブ・ガイアは人間狩りを止めさせることができたのです。
 ほとんどのガルーは部族や群れに基づいて行動しますが、スターゲイザーズはそうした段階を超越しています。彼らは部族の哲学ではなく、それぞれの内なる真実を求め、個人的な路を歩いて行くのです。これは他部族のガルーを最も困惑させる特徴です。ほとんどの者は、集団としての決定やコンセンサスを求めない態度が理解できないのです。これを人間としての伝統の強い顕れであるという意見も多く、確かにスターゲイザーズには人族が多いのですが、その理念には狼族の神秘主義もたっぷりと含まれているのです。つまりスターゲイザーズという部族は、折衷的な個人の集まりだと言うことができるでしょう。
 時が経つにつれ、スターゲイザーズは様々な人間の思想をも吸収していきました。彼らはメイジからも学び、逆にメイジに教えを授けることもありました。保守的な部族には考えられないことに、スターゲイザーズは他種族の価値観を求めたのです。
 その智慧への妬みからか、伝統を離れ、人間の哲学に影響されたことによるワームテイントの可能性を指摘する声も上がりました。スターゲイザーズがリタニーを捨て、自らをガルーではないと宣言する事態を憂慮する者も数多くいます。その心配はあながち根拠のないものではありません。ワームの側につき、ブラック・スパイラル・ダンサーとなったスターゲイザーもいるからです。武術を身につけたスターゲイザーは、敵に回せば恐ろしい戦士になるのです。
 
 スターゲイザーズは、自分たちの智慧を世界中に広めました。ヨーロッパ侵略前の北米で、ピュア・ワンズと一緒にいたという噂さえあるほどです。しかし、部族の寺院と知識の集積地は、常にチベットの聖地でした。このケルンを破壊したがっていたワームの手先たちは、中国のチベット侵略に乗じて一気に攻め込みました。
 雪豹の氏族(Sept of the Snow Leopald)のシガル僧院は、中国の軍隊を偽装したワームの怪物たちに踏みにじられました。その中には最強のベインのひとり、物質化したネクサス・クロウラーのゴグイククフ(Goghikkhu)までもが含まれていました。カイリンドーの達人たちですらその進軍を阻むことはできず、修行僧たちが最も重要なフェティッシュをかき集めてムーン・ブリッジへ脱出する時間を稼ぐために、多くの勇敢なガルーが戦死しました。援軍を頼むこともできないままケルンは陥落し、パスストーン(ムーンブリッジを開くために必要な「要石」)はゴグイククフに呑み込まれてしまいました。
 全てのフェティッシュや文献が持ち出せたわけではありません。多くの貴重な品や知識が失われ、あるいはもっと悪いことに、ワームの手に渡りました。更に、幾つものフェティッシュを運んでいた最長老の僧が二人、ムーン・ブリッジの中で姿を消し、誰もその行方を知りません。フェティッシュを誰も知らない場所に隠そうとしているのだと考える者もいれば、ワームの追手から逃れようとしてアンブラの中で道に迷ったのだと言う者もいます。そして多くのスターゲイザーが、二人の老僧を捜索する途中で同じように行方不明になっているのです。
 もっとも賢い部族にとって、今は試練の時のようです。
 
社会
 部族にはほとんど正式な順位がありません。エルダーの言葉は重い意味を持ちますが、一般に全ての者に対して敬意が払われます。共通の思想に基づいて、複数のスターゲイザーが集まることもありますが、それも普通は一時的なものです。
 キャンプの一つクライタル・パクでは、部族のもっとも偉大な賢者の転生者がリーダーの役割を務めますが、それも全員の支持を受けているわけではありません。スターゲイザーズのリーダーを務めるのは、原則として師匠(Mentor)の役割です。
 それぞれのスターゲイザーは師匠について、自分の生きる路についての指導を受けます。師弟関係が一時的なもので、いつかその指導を卒業することもあるかもしれませんが、多くの場合、師匠は生涯のグル(導師)であり、弟子は師匠が死んだあとも敬い続けます。実際、死んだ師匠が精霊となって弟子を指導することすらあるのです。もっとも、再び輪廻転生を繰り返すことの方が多いでしょう。今度は、かつての弟子が自分の師匠となるのかもしれません。
 
 他の部族とは違い、スターゲイザーズのキャンプは政治的なものではなく、個人の哲学的な立場を表しています。複数のキャンプに加わっていることは珍しくなく、生涯を通じて思想が変わって行くことも有り得ます。
 
■Klaital Puk(クライタル・パク)
 最大のキャンプであり、クライタルその人の転生者によって率いられています。パクの僧たちは、覚醒者がそれを理解するときに備えて過去の知識を貯え、守ろうと努力しています。チベット陥落の後、僧たちは世界中の伝道施設へと分散しました。彼らはパクが追い求める真理を理解できる者を見つけ出したいと願っています。
 このキャンプは、ガルーとガイアの真の敵はワームではなく、全ての間違った信念の源たるウィーバーだと考えています。覚醒したスターゲイザーの役割はワームと直接戦うことではなく、ワームの背後に隠れた本当の敵、ガイアの真実を覆い隠す欺瞞の蜘蛛の巣を引きちぎることなのです。
 
■The Zephyr(西からの風)
 抽象的な哲学を超えて現実の世界で行動しようと考える、荒々しい僧たちのキャンプです。ゼファーからは最強のカイリンドーの達人や、冒険的で根無し草のスターゲイザーが何人も輩出されています。
 
■The World Tree(世界樹)
 チルドレン・オブ・ガイアと同じように、ジ・ワールド・ツリーの僧たちは、自分たちの智慧を、ガルー社会を超えてあらゆるシェイプチェンジャー、覚醒種、果ては見えない世界のことに気付いていない人間たちにまで広めようとしています。
 
■Glass Bead Game Players(ガラス玉遊戯者)
 ヘルマン・ヘッセの『ガラス玉遊戯』“The Glass Bead Game”(又は“Magister Ludi”)にインスピレーションを受けたキャンプです。ガラス玉遊戯とは、もともとは音楽家たちによって演じられた言語ゲームで、ガラス玉でできた一種の算盤の上にテーマを記し、ついでガラス玉を上下に動かしながら、そのテーマに対するありとあらゆる種類の対旋律や変奏曲を編んでいこうという遊びです。時がたつにつれ、この単純な遊戯は強力な聖職者的知識人の一団が管理するきわめて精巧な一種の楽器へと進化していきます。どんなテーマでも組み合わされ、それらを音楽の主題のように発展させてゆこうとするのです。
 スターゲイザーズにとってこのゲームは、一つの基本システムや形而上学を基に、無数の思考様式をリンクさせることのできる手法でした。プレイヤーズはこのゲームによって、ガルーと人間の神秘主義、メイジの哲学の結合を試みたり、様々な問題の解法を模索したりしているのです。多くのジ・ワールド・ツリーとクライタル・パクがこのゲームのプレイヤーです。
 
■The Metastic Birth(世界新生)
 黙示録を世界の破滅ではなく、新しい世界の始まりだと考えるキャンプです。ワームは檻に入れられているわけではなく、ウィーバーによって幕が落とされる新生の時に備えて、繭の中で変態している途中なのです。それが完了したとき、ワームは蛹から孵化し、新世界の先導を務めるのです。メタスティック・バースは、その手助けをすべきだと考えたのです。
 このキャンプは解散しました。かねてからその思想の危険性、ワームとの親密さを危惧する声がありましたが(ブラック・スパイラル・ダンサーズから得た「智慧」を学ぼうとさえしていたのです)、キャンプのリーダーは己の道を撤回してクライタル・パクに入り、他のメンバーのほとんどはユアロウボロスへと加わりました。メタスティック・バースの残党が存在するかどうかは不明です。
 
■Ouroboroans(ウロボロス派)
 ユアロウボロウンズは、ワームとの接触や恐ろしいハラノによって傷ついた者たちのキャンプです。彼らはこの経験によって、ガルー社会の現状に疑問を持つようになりましたが、そうかといってワームの崇拝者に加わることもせず、ガイアとワームの調和した新しいヴィジョンを構築しようとしているのです。
 ワームに関する知識に精通したこのキャンプは、クライタル・パクと同じように、真の敵はワームではなくウィーバーだと主張しています。ウィーバーの狂気と毒の蜘蛛の巣から、バランスを保つ者としての一なるワーム(the One Wyrm)を解き放つべきだと考えているのです。散り散りになった一なるワームのかけらを求めて、ディープ・アンブラへのクエストに赴くことも少なくありません。ユアロウボロウンズはワームの黒い螺旋の迷宮(Black Spiral Labyrinth)に非常に近い道を歩いていますが、このヴィジョンによって、ブラック・スパイラル・ダンサーの狂気と忘却の踊りに囚われることを免れているのです。
 
□The Inner Path(内なる路)
 最も小さなキャンプで、部族上層部には知られていない秘密結社です。パスはシルバー・ファングスを、マインド・コントロールと政策の変更により内部から乗っ取ろうと隠密裏に活動しています。サイレント・ストライダーズのキャンプ、Herbingers(先駈け)と共同で動いていましたが、最近では、Herbingersがパスの真の目的に気付いたのではないかと恐れています。この結社はファングス内部に、Renewal(新生者)という改宗者による秘密結社を結成させたことで成功を収めています。
 
形質
 多くのスターゲイザーは極東の出身ですが、ヨーロッパやアフリカの血を引いている者もいます。優美な毛皮の色はグレイの縞から純粋な黒までさまざまですが、比較的明るい色が多いです。ほとんどはほっそりした体格で、非常に穏やかな雰囲気を漂わせています。
 
テリトリー
 スターゲイザーズは世界の辺縁を好み、真実と智慧を追い求めて旅を繰り返します。多くは極東を出発点としますが、世界中をさ迷い歩いています。
 
保護対象
 啓蒙と悟りを求めて努力している人間であれば、誰でもこの部族の保護下に入ります。スターゲイザーズはしばしば、自然の中で暮らすアウトサイダーや放浪者と番います。教えを授ける相手は慎重に選びますが、その価値がある人間であれば、智慧を分かち合うことも厭いません。
 
名前
 通過儀礼(Rite of Passage)を終えた後は、元々の名前を捨てます。新しい名前は通常二つで、一つは師匠に敬意を表して、もう一つは心の中の直感から付けられます。前者はオノリフィックス(Honorifics;敬称)、後者はウィスパーズ(Whispers;囁き)と呼ばれます。ウィスパーズの多くは俳句のようなフレーズです。
 例:Jung Snow-Falls-Bright(光り輝き降り積もる雪のユング)、Charlemagne Redstain(赤斑のシャルルマーニュ)、Antonine Teardrop(涙の雫のアントニン)、Soren Rain-Puddle-By-Moon(月影に照らされた雨の水溜まりのソーレン)、Lao Two-tongues(二枚舌のラオ)
 
台詞
 「お前が戦う敵は存在しない。お前の怒りは存在しない。お前の栄光は存在しない。誇りも智慧も存在しない。ただ、真のガイア・レルムのみが存在する。菩薩の言葉に曰く、“世界の怒りの裏側には、秘密の泉が隠されている”」
――サラム・スノウ-オン-ツリートップス、スターゲイザーのフィロドクス
 
偏見
ブラック・フューリーズ――彼女たちの怒りは美しい。しかし、性に対する頑なな考えは、彼女たち自身を苦しめている。
ボーン・ナウアーズ――落ち着いて考えてみれば、生存に執着するのは愚かなことだと判るだろう。真の滋養は心の中にあるのだ。
チルドレン・オブ・ガイア――その平和な心は称賛に値する。しかし、彼らは暗黒を直視することができるだろうか? 子供たちよ、これは現実だ――目を醒ましなさい。
■フィアナ――ガイアを呼び覚ます歌を唄う良き者たちだが、少々どんちゃん騒ぎが過ぎる。もっと冷静に考えれば、より深い智慧を得ることができるだろう。
ゲット・オブ・フェンリス――怒りが彼らの命取りになるだろう。北方の荒野から何も学ばなかったのだろうか?
■グラス・ウォーカーズ――一体何に挑戦しているのだろうか? ウィーバー、ワイルド、どちらのものだろうと、物質は牢獄に過ぎないというのに。
レッド・タロンズ――憎悪が破滅を招くだろう。あれだけ骨身に沁みた憎悪を取り除くことはできるだろうか?
シャドウ・ロード――彼らの欲深さを哀れみなさい。世界に縛り付けられ、解き放たれたいとさえ思っていないのだから。
サイレント・ストライダーズ――全ての部族の中で、最も我々の真理に近い場所にいる。しかし彼らは留まることもなく、風に吹かれてさ迷っている。
シルバー・ファングス――世界の王にして、魂の貧民。援助を厭わなければ、必ずや報われるだろう。その精神は、自分たちの狂気から抜け出そうともがいているのだ。
ウクテナ――光り物も、聖歌も、智慧に代えることはできない。 彼らは確かに知識を持っているが、それをよく理解していない。
ウェンディゴ――苦悩に支配され、良き伝統を忘れてしまっている。その純粋さは、憎悪に呑み込まれている。
 


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