Get of Fenris
Of Axe and Clow


「見事な相手であった! 歌にておまえの誉れを伝え、誇りを持っておまえの毛皮を身につけよう」

■北の狂戦士
■ガイアの爪
■バイキングの後継者
 
起源
  食べるためではなくスポーツやつまらない武勇伝のためにオオカミたちを殺し、毛皮を剥ぎ、肉は腐るにまかせる人間たちのことをガイアは嘆いていました。大いなるフェンリス狼は、ガイアの苦悩を取り除こうと、ゲット・オブ・フェンリスを作り出し、「ガイアの爪」として仕えるよう命じました。
 当時、まだ地上を自由に行き来できたフェンリスはゲット(仔)を率い、不遜な人間たちを間引きしていきました。やがて、徐々にゲットは、人間たちと交わり、番うようになりました。インペルギウムを他の部族が止めてからも、ゲットは自分たちの使命を忠実に果たしてきました。不注意なものには死をあたえ、北欧地方の部族を見守ってきたのです。ゲットは彼らから、戦いの栄光や敵を殺す喜びなどを学んできました。

 北欧系のキンフォークが他の土地に移動すると、ゲットも移動します。保護者あるいは指導者として付き従うこともありました。ゲットは、どこに行っても、他のガルーの部族と出会いました。ゲットは、彼らを観察し、その生き方を学びました。そこからゲットが導き出した結論はこうです。他のガルーの大半は弱い、自分たちの土地を守ることも出来ず、人間のキンフォークを管理することもできていない。

 機会が来ると、ゲットは兄弟たちにやや厳しい訓練をほどこしてやります。その中で何が重要だったかというのは単純なことでした。己とケルンを守ってみろ。できなければ、俺たちが代わってやる。
 これに反抗する部族は大勢います。しかし、ゲットはそんなことは気にしていません。来るべきラグナロックの時、鍛え上げられた各部族は、ゲットに感謝するに違いないのですから。

 ゲット・オブ・フェンリスは、最初から名前がそうだったわけではありません。それまでは、単にザ・フェンリルと呼んでいました。ローマ帝国が北方にも支配を広げようとしていた頃、バンパイアやワームの手下に対抗するため、特にフェンリスに愛された英雄がいました。彼の名は、「グレンデル殺し」ゲット・オブ・フェンリス・スレイズ・グレンデルといい、人間の伝説では単にベオウルフと呼ばれています。
 
 彼の立てた武勲は多岐に渡ります。名前にもある通り、バンパイアと共謀していたワームの怪物グレンデルの討伐。黒森ことシュヴァルツヴァルトに巣くっていたヴェルベナと呼ばれるメイジたちへの攻撃、放逐などです。ゲット・オブ・フェンリス・スレイズ・グレンデルは、ザ・フェンリルを救うために、火竜の一種ズメイの ある巨大な個体と相討ちして果てました。ザ・フェンリルは、彼の功績を讃えるために、呼称をゲット・オブ・フェンリスと改めたのです。

 

解説

 多くのガルーにとって、凶暴なゲットは、ガイアの戦術核兵器のようなものです。暴力的で、冷酷、ゲットは古代ノルズ人の戦士の理想を好み、ヴァルハラの地へ至ることを望んでいます。典型的なゲットとは、血まみれの、怒り狂った怪物です。ガルーの中でも、この部族の獰猛さは伝説的です。戦いを避けようとするゲットはまれで、同情を示すゲットとなるともっとまれです。ゲット・オブ・フェンリスにとって、強さが最大の美徳で、自己犠牲は最大の行いです。

 ゲット自身は自分たちのことを、古典的な英雄像とかさねあわせ、暗黒の大蛇との凶暴な戦争に立ち向かえるのは、もっともタフな者だけだ、と考えています。自分たちの動機に忠実かもしれませんが、ゲットは自分たち自身の中にある闇をみすごしてしまうことはよくあります。この部族の、「通過の儀式」は、血なまぐさく、死の危険すら珍しくないものです。部族への加入を受け入れられたとしても、常に試練と挑戦が与え続けられます。闘いの技量を、危険な試合で切磋琢磨しているのです。どんな挑戦も受けなければ、弱者とみなされ、弱者は決して評価されません。「一番優れた部族は我々だ。なぜなら、常に自分たちを試しテスト続けているからだ。おまえたちが、尊敬に値すると認めほしいなら、同じようにテストしてやろう」、とゲットは主張します。

 ゲットには、滅びるときにはワームを道連れに噛み砕くよう定められている、という運命論があります。部族内では、戦傷の数が多いほど名誉を得ます。自分たちを、この終わりなき戦争の指導者と考え、何があっても手にしようとします。ガイアの信頼に値するのは自分たちだけだど本音では思っているために、ゲットは他の部族を軽蔑しがちです。この行動のせいで、他のガルーはゲットたちを慕いません。ブラック・フューリーズやウェンディゴは深い恨みをこの部族の抱いています。ゲット・オブ・フェンリスには独自の強い強制力を持つ、名誉の規範がありますが、これは個々にとっての勇気の規範であって、抽象的な社会道徳とは違います。ゲットにとって勝利こそが全てで、その栄誉に浴せるのはもっとも強い者だけなのです。

 ゲットはいつも満月の下に集います。アールーンが、部族の指導的立場を支配しているのは驚くことではありません。リーダーは、自分の立場を維持するために戦わなければならず、どんな弱点の兆候もその地位をくじきます。ムートは軍隊的で、力や技術のコンテンストを普通に開催するという特徴があります。儀式的に血を流したり、衆前でのルーン文字の彫りこみ、捕らえた敵の拷問などが、ごく普通のムートの催し物です。

 現代のゲットの中には、アリーア人至上主義的な、人種差別主義を受け入れている者もおり、そうした行動は部族の名声をおとしめています。ゲットは、たしかに自分たちの優位を確信していますが、その優位は、厳しい生活と高い理想から由来しているのだと考えています。しかし、ゲットは比類なき好戦的拝外主義者であり、「市民権」や「法的権限」を冷笑しています。ゲットにとって、価値のある権力とは、物理的な力で得た権力なのです。

 彼らがその文化を賞賛している古代スカンジナビア人のように、ゲット・オブ・フェンリスは人生を長く、厳しい闘いととらえています。 鉄面眉の下では、自分たちには決して共有できないだろう、平安の時代が訪れることを切望しているのです。自分たちに流れる狼の血を尊び、他の部族よりも、心の内に眠る獣性を制御しているようです。北の故郷に吹く、冷たい風のごとく、ひとたび解き放たれれば、<怒り>の吠え声を上げ、ゲットは侵入者におどりかかることでしょう。
 
 
歴史
 
 ゲットの歴史は、彼らの人間のキンフォークと分かちたがく結びついてきました。ゲルマン人が大移動し、ローマ帝国を滅ぼしたとき、その裏にはワームの巣窟となった帝国を滅ぼそうとするゲットの姿がありました。

 バイキング時代に入ると、ゲットはますます活動の範囲を広げていきました。彼らの信条にのっとり、他の部族に挑戦し続け、他部族が守りきれなかったキンフォークやケルンを自分たちのものとしていきます。特に、ブリテン島ではフィアナと、ギリシャではブラック・フューリーズと戦ってきました。なかには、北アメリカ大陸に到達した者もいました。

 第二次世界大戦時、ゲットは体質の変化に直面しました。。ナチス・ドイツに従い「民族浄化」に荷担したゲットと、他のゲットが衝突したのです。今でも、ヒットラーは正しかった主張する者がいます。弱者を完全に殺し、不可避の苦悩から救ってやるのだ。一方、大多数の者は虐殺という考えを受け入れていません。それはワームのやり方であり、無知な人間のやり方なのです。しかし、ゲットとそのキンフォークのみが生きる価値があるとする、優越主義者はいたるところにみられます。こうした闘争が、部族内を分裂化させています。キャンプ同士が、部族の支配や名誉を得ようと相争っています。全てのゲットがキャンプに所属しているわけではありませんが、全ての者たちがこの紛争の悪影響を感じています。

 古い怨恨も相変わらず残っています。ウェンディゴは、北アメリカにワームをもたらした責任は、ゲットの干渉にある、と主張しています。ゲットにしてみれば、その責任はピュア・ワンズの戦闘能力の欠如と独りよがりにあります。ウェンディゴは、百年前ゲットに力づくで奪われたものを、奪い返そうと画策しています。ゲットもそれを黙って待っているつもりはありません。現在、彼らは一触即発の状態にあります。
 
社会

 ゲットを統率しているのは、ヤルル(Jarl)という称号を持つ者たちです。。ヤルルは、その戦いの能力や指導力によって、選ばれます。各ヤールには、アドバイザーが控えているのですか、この忠告を無視するかしないかはヤルルの裁量に任されています。ヤールの地位を維持するには、月一回のムートごとの儀式戦闘で勝ち続けなければなりません。ヤルルの地位に就くということは、ゲットの中においてでも優秀な戦士であることの証明であり、それゆえ誰もがその地位を目指しています。

 ゲットは、自らの文化や歴史に誇りを抱いているため、フィアナの言葉に由来するガルー語の単語を使いたがらず、自分たち独自の用語を使う傾向があります。例えば、ワームのことをヨルムンガンドと呼んだりなどです。

 ゲットは部族成立の初期の頃から、内部に分裂しがちな傾向を持っていました。ほとんどのゲットは共同して行動していますが、部族内には征服や権力の掌握を後押しするような政治的な組織が成長してきています。ある組織は支配を目指し、ある組織は部族内での発言力の増加を目指しています。
  
 
■The Valkyria of Freya(フレイアのワルキューレ)
 このキャンプは女性のみで成り立っています。「トロール殺し」フレイア・トロール・ブレーカー、「折れた剣」ブリュンヒルド・ブロークン・ソードなど、女性でも歴史に名を残す英雄は多くいました。しかし、女よりも男が戦いに秀でているという、ゲットの社会によく見られる偏見はあいかわらずです。女が働きを認めさせるには、二倍の勲功をあげねばならないのです。
 彼女たちは、自分たちの発言が形となるよう活動しています。
 ブラック・フューリーズとの、共闘を考えている者もいるという噂もありますが、部族間で多くの血を流した歴史に阻まれているようです。
 
■The Hand of Tyr(ティールの腕)
 ゲットには、簡潔な古い格言があります。良き死とは、輝かしい戦死のみである。ハンドはこれを体現する存在で、名誉をことのほか重視しています。
 そのため、ハンド・オブ・ティールには処刑人や復讐者という役割も存在しています。。無力なものに暴力を加えることに何の名誉もありません。特に、子供への虐待、女性のレイプなどを憎んでいます。殺人犯やドラッグに関わる者は、ハンドに見つかれば命はないでしょう。このキャンプのものたちは、目前で行われた罪を決して許さず、忘れません。敵をどこまでも、何十年と追跡し、裁きを与えます。第二次大戦後、未だ行方不明のナチスの戦犯の何人かは、ハンドが手を下したといわれています。 こうした人間の敵と戦うとき、ハンドはぎりぎりまでクリノス形態をとらず、素手で殺そうとします。
 ハンドは、降服を認めません。どちらかが死ぬまで戦い続け、挑んできた敵の降服は絶対に受け入れません。

 
■Mjinir's Thunder(ミョルニールのいかずち)
 雷が殺すことをためらったりすることはありえません。このキャンプのメンバーも、目の前で人間が何かを意識的に殺めるようなことがあれば、ためらうことなく殺します。正気のガルーであれば、ためらうような場所にも独りで分け入り、生還してくるのです。
 ワームの攻撃に応戦するのでなく、こちらからどんどん攻撃をしかけ、ワームの力をそがねばならない、というのが信条です。都市に入り、バンパイアを狩ったり、ペンタックスを妨害したりしているものが多くいます。

 このキャンプのメンバーは、長生きできないのは、言うまでもありません。

■The Fang of Garm(ガルムの牙)
 ファング・オブ・ガルムの使命は、過ちの防止、です。ワームの被害を防止するには、ワームに接しないのが一番なのです。犯罪を防ぐための隣人同士の互助会の組織化を支援したり、カウンセラーとして行動したりすることもあります。ヒトもオオカミも等しく扱い、ワームの脅威を防ごうとしています。

 ファングは他部族のことに対しての思いやりを強く持っているため、他の部族との交渉や折衷にあたります。この思いやりを、北米先住民や同性愛者、黒人の権利向上のためにも向け、活動を起こしたりもします。チルドレン・オブ・ガイアの言葉にも耳を傾け、ウクテナやウェンディゴと接することもあります。とはいえ、ファングと、北米先住民系部族との関係は時に緊張したものとなります。
 ファングたちにも平均的なガルー以上の強さと能力を持っているという自尊心がありますが、彼らは他部族の弱さを許し、ともに行動しようとしているのです。

 ガルムとは、冥界で鎖につながれた猟犬です。いつか、フェンリスの代わりにティールへの復讐を成し遂げるといいます。
鎖につながれたガルムは、破壊の防止を象徴し、ゲットが己の<怒り>をコントロールせねばならないことを、教えているのです。
 
■The Glorious Fist of Wotan(ウォータンの輝く拳)
 ウォータンは人神です。しかし、また「死」を象徴する存在でもあります。このキャンプの者たちは、ガイアの守護者として、人間とその愚かな行為の「死」を願っています。人間にやすらぎを与えず、人間の政治には関わらず、人間を利するような行動を行いません。
 急進的な考えを持つキャンプであり、まだ健康的なものなのですが、レッド・タローンズと信念を共有しています。ワイルドを重視し、開発を妨害するためにテロを起こしたり、たいした罪も犯していない人間を残酷な方法で処刑することもあります。
 このキャンプは、狼族が主ですが、全てでではありません。
 
■The Swords of Heimdall(ヘイムダルの剣)
 ソードはキンフォーク以外の人間は生きる価値はないと考えています。このキャンプの急進的な者たちの中には、役立たずの弱いガルーすらもその対象と信じ、他の部族の弱点はワームの汚染が作ったのだと主張します。クー・クラックス・クランやネオ・ナチといった人間の団体を利用することもあります。

 ソードとそのキンフォークたちは、第二次世界大戦時に、ナチスの「民族浄化」のプロパガンダに賛同し、「劣等人種」の「絶滅」に手を貸しました。
 
 多くのゲットが根本の信条には同意するものの、行動には同意していません。この齟齬がゲットの間に亀裂を生んでいます。ゲットこそが真のリーダーであることを他の部族に理解させるのであって、絶滅まで追いこんではなりません。この点でソードは間違っていると、このキャンプ以外の者たちは考えているのです。
 
 ヘイムダルは、ビフロストこと「虹の橋」の監視者であり、守護者です。彼の名前は「世界を照らすもの」という意味です。それゆえ「もっとも白き神」とも呼ばれます。多くのソードはこれを字義通りに受け取っています。
 
 ヘイムダルは角笛を吹き鳴らし、ラグナロックの訪れを知らせます。ソードは、劣等種の脅威を警告するために、いまこそ自分たちが角笛を吹き鳴らすのだ、と主張しています。

■Ymir's Sweat(イミルの汗)
 エリクソンは、アメリカに到達したものの、その後撤退しました。しかし、わずかのゲットがアメリカに残ったともいいます。
 薄いながらも、赤銅色の髪の毛を持ち、自分たちを「イミルズ・スエット」と名乗るガルーが、ウクテナやウェンディゴとともに駆けるの目撃した。インディアンともに生きる白人に会った、という噂が絶えたことはありません。このガルーたちは、ウェンデイゴのように冬の風を呼ぶことができる、ともいいます。

■Loki's Smile(ロキの嗤い)
 すべてのガルーを影から支配しようと画策しているキャンプです。
 その存在を疑問視する者もいます。

 ゲット社会の祝福を受けたキャンプではないので、表だった行動はできません。しかし、それはまた、現行のリーダーに逆らうという典範及び伝統的なゲットの信条とは反する行動をとれると言うことでもあります。

 シルバー・ファングそして、今のゲットのリーダーを追い落とし、その後の支配権を手にしようとしています。目的の手段には、ワームの手下を使うこともあります。典型的な手段には、リーダーたちの弱点や恥部を暴き出すことを用います。例えば、混血の隠し子の存在を暴露するなどです。
 キャンプの呼称は、北欧神話のトリックスターの名前に由来しています。自分たちの手段と目的の、高い機密性を反映させるためです。
 
 
形質
 たいていのゲットのルーパスの姿は、北方の巨大なハイイロオオカミに似ていて、巨大な顎を持った広い肩幅と筋肉質な体つきをしています。黒や茶色のブチも普通に見られますが、純粋の灰色以外の毛皮は混血の証だとする至上主義のゲットもいます。ゲット・オブ・フェンリスのほとんどがノルディック系民族から派生していますが、能力有りと認めれば、他の異民族出身の者たちを参加させるセプトもあります。ほとんどのゲットは何らかの形で戦傷を持っています。また、熱狂的な儀式の最中に、永久的なルーン文字を、多くのゲットは体に焼き印したり、彫りこんでいます。
 
テリトリー
 ゲットの出身は北方ヨーロッパですが、世界中に広がっています。彼らはキンフォークの家から近い、人気の少ない地域に住む傾向があります。多くのゲットは先祖から伝わるテリトリーを固持し、何世代もの間そこを守っています。
 
保護対象
 ゲットは自分たちのことをガイアの爪と考えています。彼らはしばしば、女神の名において「無価値の」人間を間引きます。しかし、自分たちのキンフォークには強い誇りを持ち、熱心に保護します。ワームのあらゆる兆候には挑むべきであり、「十分に強く守られていない」場所を「守る」のはゲットに与えられた使命です。ケルンを穢れから保護しようと、他の部族のケルンを攻撃することから、この部族は悪評を買っています。
 
名前
   ゲット・オブ・フェンリスは、武勲に加え、自分たちの気性も反映する名前を選ぶという信念があり、また多くの者が北欧神話の要素も表す称号をつけています。ガルーの名前に続けて、人間の名前をくっつけているので、公式なムートで人間としての名前を呼んでも多くのゲットが応じてくれます。ゲットのエルダーの名前を全てあげようとすれば、数分以上かかることがあります。ゲットは通常、月相やケルンにつけられているような名前を、当たり前すぎると馬鹿にする傾向があります。

 ゲットな月相の名前:ロタガール=Rotagar(ラガバシュ)、ゴディ=Godi(サージ)、フォルセティ=Forseti(フィロドクス)、スカルド=Skald(ガリアード)、モディ=Modi(アールーン)

ゲットな人間の名前:ラルズ、ユルギ、スヴェン、トール、ステファン、ハンス、ディーター、クルト、ロルフ、イルゼ、ヴィレミナ、アウグスト、グスタフ、他に北欧の神々の名前の変形など。

  ゲットなガルーの名前:ワーム・リッパー(ワーム裂き)、サンダー・ハウル(雷の咆吼)、ブラッドファング(血塗れの爪)、ファストクロウ(速き爪)、カー・バッシャー(車潰し)、ツリー・リーパー(樹を跳び越す)、ケルン・プロテクター(ケルンの守護者)、ストームブライト(輝く嵐)、ビルディング・ブレイカー(ビル壊し)

 新しく名前のついたゲットが、正式に名乗りあげる場合、こんな感じになります。われは、ユルギ=ハウタラ=ブラッドファング、ゲアの爪、ゲット・オブ・フェンリスのモディ、なり。(Jurgi-Hautala-Bloodfang,Claw of Gere , Modi of the Get of Fanris) 
台詞
 「立て! まだ殺してはいない! 貴様は女のように戦った。せめて男らしく死ね!」

――「斧投げの」カーヴィ・アックス・ハーラー、ゲット・オブ・フェンリスのゴディ
 
偏見
ブラック・フューリーズ――フューリどもに必要なのは、連中の立場を教えてやる一人の男だ。よく戦うが、男の持つ長所に欠けているのだ。
ボーン・ナウアーズ――軟弱な連中だ! ガイアの使命から逃げようと、ドブに隠れていやがる。
チルドレン・オブ・ガイア――平和を望んでいるが、ワームが生きている限り平和は存在できぬ。
フィアナ――歌手にしては、戦いぶりは悪くない。詩を作る情熱より、闘いへの情熱が勝れば、真に価値が出るだろう。
グラス・ウォーカーズ――グラス・ウォカーズから目を離すな、ヨルムンガンドの力に近づきすぎている。
レッド・タロンズ――勇気にあふれ、よく戦う。だが、我々には、人族がいくらかは必要に思える。そんなに多くではない、最小限には必要なのだ。
シャドウ・ロード――まず我々が連中に痛い目にあわせてやらねば、自分たちの傲慢さから連中は痛い目にあうことだろう。
サイレント・ストライダーズ――鬨の咆吼をあげるべき時でも、連中は「静か」すぎる。深い歴史を持たず、よるべを今後も持たぬであろう。
シルバー・ファングス――美貌はしょせん皮膚までのもの。骨にまで目を向けよ、魂に居座るワームの穢れが見えることだろう。連中がこの戦いに破れることがあれば、我々が連中を滅ぼしてやる。
スターゲイザーズ――瞑想に時間を費やしすぎて、充分戦いを積んでいない。だが、戦いを決心すれば、よく戦う。
ウクテナ――汚れて、軟弱。注意もせず、ヨルムンガンドの口の周りで踊っていれば、間違いなく落っこち、滅び去ることだろう。
ウェンディゴ――なんと哀れな! 勇猛な戦士である、と言い張っているが、この地を自分たちのものだというぐらい無意味なことだ。
 


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送