2003/04/26 イスター・ゲイに用心を |
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2003/04/23 備忘録 |
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2003/04/22 Iraqi Raiders |
◇ 最近非常にユニークな発想の第二種永久機関の話を聞いて、熱力学第二法則をちゃんと把握したくなったので、目に付いた入門書らしき本をぽんと購入。高校数学程度の数式を使って説明している……のですが、すみません、漠然としかわかりませんでした。得るものはあったんだけど、僕にはこの本を論評できる力がありません。ここに書かれていることをちゃんと理解するためには、まだ何層かのレイヤーが足りないようです。何より記号の個体識別ができないのが問題。例えば、理想気体のエントロピーの式は S = NklnV + 3/2NklnU だそうですが、こう書いてあっても目がつるつる滑って全然頭に入ってきません。 エントロピー = 粒子数×ボルツマン定数×体積の桁数 + 3/2×粒子数×ボルツマン定数×内部エネルギーの桁数 ……開いてみたら少しはマシか。でも結局ピンと来ないのよね。だめだ。ツールとして最低限の数学アプリを脳に入れないと話にならん。 あ、本が悪いって話じゃないからね。文章は全体的に平易なので、多少の下地がある人なら解りやすいんじゃないかと推察します。それぐらいしか言えん(がくり) 関連して、C.P.スノーの「二つの文化」の話が出てきてちょっとショッキングだったので紹介しておきます。これは理系と文系の教養が分化しすぎて、まるで異なる二つの文化のようになってしまっている、という有名な話で、それ自体は知っていたんですが、その基準として挙げられていた例は初見でした。文系における「読むことができるか」と、理系における「質量、加速度の定義が言えるか」という二つの問いは、それぞれの領域で同じレベルにある、というのです。そして同じように、「ベストセラー作家の著作を読んだことがあるか」と「熱力学の第二法則が言えるか」が同等であるとも。 言えますか、質量と加速度の定義。そしてちゃんと理解できてますか。僕はできてません。つまり理系的には本が読めないのと同じぐらい無教養だということで、これは怖すぎます。 はわわわ。勉強しよう……。 |
2003/04/21 DT@イーハトーヴ |
◇ 「宮沢賢治は生涯独身を貫いた。それを自己犠牲による高邁な思想と捉えず、彼の作品を性的妄想がうずまく不純な産物として読みなおすと、これまでとは違う賢治像に出会える」 こんなアオリの本を読まずにいられましょうか。 内容はわりとアオリ通りです。全体としての論旨はあんまり収束していないので、わかったようなわからないような読後感でしたが、賢治の本を読んでみたくなったので、文芸評論としては成功してるんじゃないかしら。 何より、賢治の時代の性意識とか、童貞観といったディティールが豊富で面白かったです。 「性欲の乱費は君自殺だよ、いゝ仕事は出来ないよ。瞳だけでいゝぢやないか、触れて見なくたっていゝよ」 「禁欲は、けっきょく何にもなりませんでしたよ。その大きな反動がきて病気になったのです」 「草や木や自然を書くようにエロのことを書きたい」 など、西川魯介の漫画っぽい名言の数々も素晴らしい。お勧めします。 ところで、あとがきを見たら、著者にこのテーマで書くようにサジェストしたのは小谷野敦氏だと書いてあってぎょっとした。絶望書店と論争してるあの人か。ちょうど最近の絶望書店日記を読んだばかりだったからびっくりしたよ。件の論争というか喧嘩はここの2002/9/25からはじまっていて、いろんな意味で勉強になるので目を通しておくといいかも。 で、小谷野敦という人がどんな人なのか興味が出て検索してみたら、ああ! 『もてない男』の人か! 読んでないけど。なるほどねえ、なんか腑に落ちました(笑) |
2003/04/20 Here Comes The Bride |
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2003/04/19 お そ ろ し い 子 ……! |
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2003/04/18 そっと踏んでほしい、私の大切な夢だから |
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2003/04/17 なんて不敵にジャパネスク |
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2003/04/16 ガクガクブルブル |
African wildlife 25mm figures PREHISTORIC ANIMALS
(;゚Д゚) (((;゚Д゚))) ううっ。ほしい……。 そうよ、わしらあれがほしいのよ。ほしいよう! |
2003/04/15 イトチュー |
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2003/04/14 うわあああああ |
/\___/ヽ ヽ / :::::::::::::::\ つ . | ,,-‐‐ ‐‐-、,:::| わ | 、_(o)_,: _(o)_, ::|ぁぁ . | ::< ::|あぁ \ /( [三] )ヽ ::/ああ /`ー‐--‐‐―´\ぁあ ・KGB喰ってるうぅぅ
◇ ・うわあああああ その1 ・うわあああああ その2 |
2003/04/12 TO BE BY YOUR SIDE |
◇ 漫画。コンビニで売ってた廉価版ですが、文庫版も出てるみたい。とみ新蔵だったので買ってみましたら、先生、めちゃめちゃ面白いです。転生して魔人と化した剣豪たちが素晴らしくてですね。荒木又右衛門と柳生如雲斎はかっこよすぎだし、秘伝書を奪おうと柳生の庄に但馬守が乗り込むシーンの見開きには震えました。ムゥフーン。この人の漫画はもっと読もう。 ・舞城王太郎『九十九十九』講談社ノベルス,2003.4.5.(1500円) 清涼院流水(うわっ一発変換で出た)のJDCトリビュート企画で出た舞城の新作。しまった、阿修羅ガールもまだなのに。清涼院流水は『コズミック』と『ジョーカー』しか読んでないし内容忘れてるし大丈夫かなあと思いつつ読んでみたら西暁町かよ。あんまり問題ありませんでした。というかなんだこれ凄いな。怒涛のような言葉遊びと見立ての連続にくらくらします。ついていけてません。なるほど舞城がJDC書けばこうなるわけだ、と深く納得。まあ面白かったです、びっくりしたし。でも舞城初めての人は絶対読んじゃダメだ。たぶん不幸な出会いにしかなりません。素直に『煙か土か食い物』から入ることをお勧めします。 しかし舞城の小説はいつもながら愛がいっぱいで絶望的になります。 そんな幸せ (´・ω(´・ω・`)ω・`) ありえない。 |
2003/04/09 AKシリーズの匂いがした |
◇ ・紙糸トロケ……ウホッ!いい男…経由。すばらしい。 ティプトリーの挿絵とか似合いそうだと思いましたがいかがか。 ・松屋の新メニューの鶏つくね定食、ビューです。おいちい!(ハシュハシュ) |
2003/04/07 藤子FはニューウェーブSFだという話 |
ウォー・フィーバー……もうタイトルだけでおなかいっぱいです。 印象的だったのはこんなところです。 読んでて思ったんですが、バラードって基本的に藤子不二雄絵じゃないですかね。Fのほう。この本だと、「第三次世界大戦秘史」「尋問事項に答える」「未確認宇宙ステーションに関する報告」「宇宙時代の記憶」あたり、かなりF度が高いと思うんですけどどうでしょう。 ・吉田一彦『騙し合いの戦争史 スパイから暗号解読まで』PHP新書,2003.2.14.(700円) いろんな欺瞞作戦を紹介した本。どこの国も結構奇想天外なことをやっていて面白い。相手が予想もしないこと、「まさかそんなことをするはずがない」ということをやらなきゃならないから当然だけど。人が大勢死ぬえげつない作戦も多いです。ものすごい外交戦が繰り広げられている今、どんな作戦が計画されて実行に移されているのか知りたくてたまりません。めちゃめちゃ面白そうだ。 以下、自分用メモ。 ・John Hughes-Wilson "Military Intelligence Blunders" 情報戦の敗者 ・Glenn H. Whidden "The Attack on Axnan Headquarters: An Espionage Operation" 企業の警備員や建築作業員が諜報戦において重要な役割を果たしている。 ・Bruce D. Berkowitz, Allan E. Goodman "Best Truth: Intelligence in the Information Age" 概観をつかむのにはよさそう? ・Jeffrey T. Richelson, Jeffery T. Richelson "A Century of Spies: Intelligence in the Twentieth Century" 簡潔なガイドラインとのこと ・Michael Dewar "The Art of Deception in Warfare" 評判いいみたい ほんとにメモだけです。ここに書いとけば読み返すだろうと。 しかし洋書に手を出す前に片付けるべき本が山ほどあるな……。控えよう。 |
2003/04/04 澱粉 |
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2003/04/03 世界タービン |
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2003/04/01 エイプリルフールだが嘘は言わん |
◇ 個人ニュースサイトじみた小ネタの羅列をせんとしてするなり。しかも数日遅れのニュースがほとんどだ。 ・英ビッグブラザー賞……AMI NewS経由。ビッグブラザー賞! なんて魅力的な名前だ。関連記事を見るとウィンストン賞なんてのもあるらしい。しかしトロフィーのデザインはつまんないな。ここはやはり、「偉大なる兄弟」のポスターとテレスクリーンが欲しいところです。 ・ボウリング・フォー・コロンバインの嘘(2003/03/26, 27, 28)……Beltorchicca経由。あっはっは、やるこたやってんのね。ムーアにとっては前回書いたニュースに続く不利な材料……ですが、あんまり怒る気はしません。だってツクリが入ってるって言われればすんなり納得できるような内容だったもの。むしろその辺知った上で観に行くのがよいのではないかと。面白いよ。 ・犬の島……Weekly Teinou 蜂 Woman経由。犬が人間のパートナーという生態的地位から「解放」されて孤島の楽園に。という、口が悪い人ならいくらでも罵倒できそうな動物愛護団体の活動ですが、曇り空の下、波打ち際に犬が群れている写真(今は見られなくなってる?)にガッツリやられてしまった。破滅SFみたいだ! もちろんこの島の生態系は不自然極まりないものだし、集められた犬たちも愛護団体のサポートが途切れたが最後、共食いの挙句に大半が餓死する運命にあるのだけれど、絵面にやられたせいでなんとなく気に入ってしまったのでした。 ・指輪物語ファンサイト ホビット庄……FOTRではカットされたトム・ボンバディルと塚山のシーンを漫画化しようという企画を立てています(1/30参照)。絵柄がかっこいいので期待期待。ちなみに僕はこの前の土曜日に4回目のTTTを観に行きました。吹き替えとしては2回目。ガンダルフのVSバルログ、サルマンの演説、アラゴルンが鎧着るとこ、エントの行進開始、ひよどり越えの逆落としの各シーンは何度観ても燃えてしまいます。もうだめだ。 ・にわとり装填! ファイア!……時速200マイルで鶏を撃ち出す恐ろしい兵器。うそ。航空機へのバードストライクの実験のために作られた装置でした。これで撃たれて死ぬのはかなりの屈辱じゃなかろうか。 ・「隣の人たち…」 日韓関係の論争点を簡単理解……俺ニュース経由。秋田には韓国人差別というのが(少なくとも自分の育った周りには)まったくなかったので、2chやヤフー掲示板での争いを見るたびびっくりしていました。あの双方のエネルギーはどこから来るのか、全然ピンと来ないのです。折りに触れて理解しようと努めているのですが、このサイトは頻出する議論をよくまとめてあって興味深かったです(親ページはこちら)。 ピンと来ない問題にもう一つ部落差別というのがあって、これも秋田では希薄です。たとえばこんな。うちは父親に何かの機会で教えてもらったけど、学校で習った記憶もないし、知らないままの人も大勢いるんじゃないだろうか。網野善彦が、東北では同和といっても通じない、童話のことかと思ってきょとんとされる、と書いてたけど、実話です。「部落」って言葉は集落の意味で普通に使われてるし、タブーって感じが全然ないのよね。なのでときどき何のはばかりもなくそういう話題に触れて、周囲の人をぎょっとさせてるかもしれず。すまねえ。 そんなわけで、いま現実に差別に苦しんでる人は秋田に引っ越すといいのに、とつい思ってしまいます。だめかしら。秋田市を離れた地方都市は人口減ってるから狙い目だよ。僕の故郷なんて駅前商店街がほとんど貸し店舗になってて、車も人も少なくて、雪のちらつく冬の午後には、まるでロシアの街の郊外みたいだよ。 故郷にいながら異国情緒。過疎でもポジティブシンキング。 |
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